炎上ブログで有名な「まだ東京で消耗してるの?」のイケハヤさんがオススメしていた本が興味深い内容でした。簡単にご紹介させていただきます。
スピリチュアルに対する考え方
僕は数年前まで、「スピリチュアル的なもの」や「エセ科学(エセ医療)的なもの」の類を大いに嫌っていた人間の一人で、シェアサロン(レンタルサロン)の入会審査でも、原則スピリチュアルNGとしていたのですが、ここ数年でいくつかの経験ときっかけと出会いがあり、少しスタンスを修正しました。
といっても、科学的なスタンス、合理主義的なスタンスを重視することは従来とまったく変わりません。
むしろ「スピリチュアル的なもの」や「エセ科学(エセ医療)的なもの」が、案外、科学的に観れば効果があるかもということに気付いたということです。
そうした人たちが自覚的であるか無自覚であるかはさておき、です。
amazonに掲載されていた本の紹介文が秀逸
なので、恐縮ながら、そのまま引用させていただきます。
イギリス気鋭の科学ジャーナリストによる知的興奮のノンフィクション!スピリチュアルブーム、自然志向で「現代医学VS.自然療法」という対立が生まれた。「代替療法はまったく根拠のないエセ科学だ」と断じ、切り捨てる科学者。
「心の力ですべての病は直る」と極論を述べるヒーラーや、スピリチュアルをお金に変える商売人。
真実は、両者のはざまに存在した。「心の力」を治療に取り入れている最先端科学の研究者と医療現場、患者に、綿密な取材を敢行。がん、自己免疫系疾患、過敏性腸症候群、うつ、パーキンソン病、自閉症、慢性疲労症候群などの病気に、心がどのような役割を果たしているかを解き明かす。
*プラセボ効果を利用して鎮痛剤の使用量を抑える*催眠術を利用して過敏性腸症候群の腸収縮を抑える*味覚と臭覚を訓練し、免疫系疾患の治療に役立てる*心の状態と生涯にわたる病気リスクの関係*遺伝子の活性化など、心の状態が体の物理的構造に与える影響エビデンスをもとに導き出された、「西洋医学=絶対」でもなく、「自然療法=インチキ」でもない「第三の真実」とは?「病は気から」を科学すれば、思いや思考によって最先端医療の効果を最大化できる。ページを繰る手が止まらない!知的興奮のノンフィクション。
「それって、プラセボ効果でしょ」
というコメントは、やや嘲りや批判を伴って使われることが多いですが、余命宣告に直面した人、現代医学ではどうにもならないと医者から見放された人にとっては、結果を伴う「効果」があればプラセボでも薬でも思い込みでも何でもOKなんですよね。
400ページ近い厚い内容、
3,240円とちょっと高めの価格ですが、
一読する価値は大いにあると思います。
kindle版は少し安い(2,592円)ですので、この際、kindleアプリを入れてみてはいかがでしょう。
(Kindleアプリは無料です)
「病は気から」を科学する
ジョー・マーチャント、 服部 由美
(クリックするとamazonへ移動します)